あっという間の、年越しで御座います。
一つ年を重ねていくごとに、これでもかあぁ、なくらいに時間が加速していくのです。
なんだ、このスピードは。
ぼぅっと過ごすのが大好きなわけですが、そんなんじゃいくら時間があっても足らないと最近、真剣に考え始めましたよ。
手の中、ぼろぼろ時間が零れていきます。勿体無いー!
これって、社会人(笑)の意識でしょうか。
というわけで、さっそく寝正月を返上しようということで、新春セールにいってきました。
混むのはヤだから、佐賀方面で。(逆行!)
洋服の福袋ゲットしてきましたです。
実は生まれて初めて、福袋なるものを購入したのです。素晴らしき初体験。
結果は、当たりー!
着まわしのきくトップスが5,6枚入ってました。色が被るのが多少気になるけど、でも結果大満足。あれ、開ける時のわくわく感がなんともいえずいいですねェ。
もう1袋買ってくればよかったなんて思ってる自分がコワイコワイ(笑)
2006年1日目はこうして幕を開けましたとさ。
皆様、今年もよろしくお願いいたします。
へこんだ時、落ち込んだ時、泣き出したい時、どうしようもならなくなった時、どこからともなく救いの手が伸びてきます。
それは、ものだったり言葉だったり人だったり出来事だったりと、形は様々。
小さなプレゼントを受け取って、ああコレで間違ってないんだと、勇気を出してちょっとだけ前進。
本日、ヘルプメールを受け取ってくれた友人の言葉。
『自分が主人公なんだから、自分を中心にどんな風に描いてもいいと思うの』
優しく逞しく、そしてお馬鹿に生きてゆきたいです。
念願かなって、博物館で開かれていた浮世絵三大巨匠展へ行ってきましたー!
代休を頂いた平日だったので、これはゆっくり見れるゾと喜んでいたのも束の間。
あまりの人の多さにびっくり。
年齢層も、大学生と思しきカップルから、お年を召した方々までそれぞれいらっしゃいました。
深い造詣は無いから、ぼややーんと外れた感想しか書けないのですがとりあえず、自分自身の為にも、走り書き。
喜多川歌麿。
女性の線の柔らかさが絶妙。
遊女の、さりげない仕草。また日常のささいな一場面を描いたものを見てみると、この人自身、女性に似通った部分を持ち合わせた人だったんじゃないかなァと思いました。
笑っている遊女よりも、寂しげ姿の方が際立っていました。
絵を通して、彼女等の姿が見える、そんな浮世絵でした。
葛飾北斎。
天才。この一言につきる。構図のセンスは天性のもの。
略するところは略して、書き込むところは書き込む。その両極端さを絶妙なバランスで書き分けている。
描くことが、好きでたまらない感じ。妄執、ともいうかもしれない。
あの、有名な高波と富士(冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏)、凄い迫力でした。
元々好きな浮世絵ではあったんだけれども、やはり本物はスゲー!です。
歌川広重。
ものっすごい野心家。勝手にギャル男のイメージですよ(笑)
色使いがキツイから、好き嫌いが別れるんじゃないかなぁ。北斎の淡い色を見ていたからか、余計そう感じたのかも。ちなみに、私は苦手な一人でした。
――ええと、本人以外に語ることは…疲れやら、心うごかなかったやらでほとんど流し見状態。
とりあえず、雨で有名なやつは見てきたけど……うーん。上手いんだけど、あんまり私の中ではぱっとしなかったかも。何かにつけて荒い、んだよなァ。
東海道五十三次の売り上げは、ライバル北斎を抜いたとのこと。よかったね、広重!
そしてこの三人全て共通して言えるのが、「おぬしら商売上手よのォ」。
流行を意識したり、出資者の名前を混ぜたり、小手先だけでうまーく法の目をかいくぐったり。
そこには芸術だけじゃなく、妥協も我慢もあったでしょう。
世間と歩調を合わせてこその、大衆娯楽。
今も昔も変わりがないようです。
25日。給料日になった途端に、着払い荷物が到着!
相変わらずの、消費生活です。ハイ。
使ってこその、お金の価値也……が持論かはさておき、スラムダンク1億冊感謝記念DVDをゲッツいたしました!!
うわぁい!!
内容は、以前行われた、廃校舎を使って行われた1億冊突破イベントのドキュメンタリーなのですが、なんといっても一番の目玉は『あれから10日後』。
読んで字のごとく、最終話から10日後の彼らの姿が見れること。
23の教室の23の黒板に、チョークだけで描かれた、姿。
ただの1本の線が、水平線になり、逞しい肩になり、風になる。
作者の手が動くたびに、あの本の中に閉じ込められた世界が、時間が経ったのなんてまるで知らないといってるように、発条が巻かれたように目の前に当然のように現れる。
凄い。
生き生きと、動き出し、しゃべり出す。
作者、凄い。いったい、彼の目はどんな光景を見ているんだろう。
そして、全てを通して描かれていたのが、作者の作品に対しての姿勢。
その向こう側にいる、ファンへの感情。
投げたパスをきちんと受け取り、投げ返す。
無駄な装飾なくシンプルに映し出されていた、ドキュメンタリーなのでした。
ちくしょう。井上かっこいいぜ。